建通新聞社(中部)
2011/12/07
【愛知】一宮建設事務所 五条川右岸第4幹線の基本設計など中央コンサルタンツに委託
愛知県一宮建設事務所は、五条川右岸流域下水道の一環として、「五条川右岸第4幹線」の管渠敷設に伴う設計を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)、測量をアルファ日産(江南市)に委託した。委託期間はそれぞれ2012年3月19日と2月29日まで。
五条川右岸第4幹線の全体計画延長は6340b(五条川右岸第1幹線との接続点から一宮市時之島まで)。このうち延長2485bを対象に、管渠敷設ルートや施工方法などを検討する基本設計とともに測量(平板、基準点、路線)を今回の委託で実施する。場所は一宮市千秋町浅野羽根地内はじめ。
このほか、並行して地質調査も2カ所(浅野地内はじめ・北小渕地内はじめ)で進めていく。東京ソイルリサーチ名古屋支店(名古屋市東区)と明治コンサルタント中部支店(名古屋市名東区)がそれぞれ担当する。
今後のスケジュールとしては12年度に詳細設計をまとめ、工事の発注時期については「五条川右岸第4幹線」に接続する幹線や枝線工事(一宮市発注分)の進捗に従い、早ければ13年度からの発注となる見通しだ。
五条川右岸流域下水道は一宮市、犬山市、江南市、岩倉市、大口町、扶桑町を対象とし、計画人口は26万3140人、計画汚水量は1日当たり最大13万8800立方bとなっている。
事業認可の変更が確定し、17年度末までの期間延長をはじめ認可区域が2621f(現在は2089f)に拡大された。
また、同事務所では現在、「五条川右岸第1幹線」の管渠敷設工事を進めているほか、同幹線の(仮称)「高雄第3工区(扶桑町)」と(仮称)「上野第3工区(犬山市)」の実施設計にも着手している。
このほか、五条川右岸浄化センター(岩倉市北島町権現山7ノ1)の地震対策検討業務も進めている。これは管理棟やポンプ棟、汚泥棟などの各施設や機械・電気設備のほかマンホールと管渠の接続部(4カ所)などが対象。