建通新聞社(中部)
2011/12/07
【岐阜】岐阜市 複合施設建設を12年8月ごろに つかさのまち夢プロジェクト
岐阜市は、「つかさのまち夢プロジェクト」の第1期事業として複合施設を計画しており、建設を2012年8月ごろに発注する。13年度内の完成を目指す。
同事業は、岐阜大学医学部等跡地を利用し、市中心部の活性化を目指して公共建築物などを整備するもので、第1期では複合施設と広場を整備する。複合施設は、(仮称)中央図書館と(仮称)市民活動交流センター、展示ギャラリーなどで構成する。
規模は地下1階地上2階建て延べ約1万5400平方bで、1階から2階の床までは鉄筋コンクリート造、屋根部分は軽量な木造格子屋根を採用し、梁(はり)のないスラットスラブ構造などで構成する。また、室内全体でバランス良く自然採光するほか、地下水や太陽熱を利用した熱源システムを有効利用する。
1階には市民活動交流センター、図書館、展示ギャラリーを配置し、内部には講演会が催せるスタジオ、交流・談話サロン、オープンギャラリー、多目的ホール(200席程度)などを設ける。2階には図書館を配置し、内部には児童向けや郷土資料など目的に沿った本の閲覧スペースやカフェコーナー、テラスなどを設ける。
第1期整備の設計は伊東豊雄建築設計事務所(東京都渋谷区)が担当。
建設地は司町40ノ1ほか。