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建通新聞社四国
2011/12/06

【愛媛】東畑で設計進む 県総合運動公園陸上競技場改修

 愛媛県は、県総合運動公園(松山市上野町)改修事業で、陸上競技場のバックスタンド増築および既存バックスタンド改修に伴う設計を東畑建築事務所(大阪市)に委託、2012年3月20日までの納期で進めている。工事については現段階では流動的だが、順調に行けば12年度後半に発注したい考えだ。
 バックスタンドの規模は鉄筋コンクリート造平屋4220平方b。雨天走路や売店、トイレ、観客用救急室などを整備するほか、既存の芝生席を廃止し、バックスタンド観客席整備として全体で個席約9000の増席と既存席の改修などを予定している。
 県は、総合運動公園を17年に開催予定の「愛媛国体」の中核施設として計画的に改修することにしており、陸上競技場は国体の主会場となる施設。このため同競技場の施設整備については、1980年に完成したメーンスタンドを耐震改修するほか、北、南サイドスタンドの新築や既存の北、南サイドスタンド改修も実施する。現在、これに伴う設計も同事務所が担当して進めており(サイドスタンドの改修設計は完了)、このうちサイドスタンド整備は、北と南のスタンドをそれぞれ建築、電気設備、機械設備の3分割で、12年2月から3月をめどに工事発注する予定。建築は施工計画型、設備は簡易実績型による総合評価落札方式となるもよう。一方、メーンスタンドについては13年度以降に着手する見通しだ。
 施設概要は、メーンスタンドが鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て延べ5370平方b。新築する北サイドスタンドが鉄骨造平屋720平方b、南サイドスタンドが同造平屋900平方b。サイドスタンド観客席整備は、既存の芝生席を廃止し、すべて個席とベンチ席とする方針で、両サイドで個席約3100席を増席。ほかトレーニングルーム、売店、倉庫、トイレなどを追加整備する。