トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2011/12/06

【徳島】地元自治体と協議開始へ 海部病院移転改築

 徳島県は、県立海部病院の移転改築に向け地元自治体との協議を開始する方針。飯泉嘉門知事は、県議会11月定例会の代表質問に対する答弁で、津波の浸水想定区域内にある同病院について「抜本的な津波対策として安全な場所への移転を考える必要がある」と表明。あわせて財源には、国の地域医療再生基金を活用することを示した。
 今後、行われる地元との協議では、建設用地や施設内容など全てのことについて検討を進めていく予定。
 現病院の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5600平方b。内部は1階に内科・外科・小児科などの診療科室や厨房、機械室、2階に手術室、リハビリテーション室、院長室、事務局、3・4階に病床等を設置。病床数は110床。牟岐町が国民健康保険直営診療施設として開設していたものを1963年4月に移譲し、県立海部病院として運営している。主たる診療圏は、海部郡一円と高知県東部の一部とし、県南地域における中核病院となっている。施設は、82、83年の2カ年で全面改築を行い、83年度末に完成している。
 所在地は牟岐町中村字本村。