建通新聞社(中部)
2011/12/02
【岐阜】12月補正予算案 公共土木施設災害復旧費45・7億円を計上
岐阜県は、12月補正予算案に公共土木施設の災害復旧など関連事業費45億7186万円を計上した。2011年度発生災害に対する災害復旧への国の査定決定額や台風15号などに関係する公共土木施設災害復旧費のほか、公共災害関連緊急事業(砂防、地すべり対策、急傾斜崩壊対策、現年災河川災害関連・道路災害関連)にこれら事業費を充て、速やかな復旧・災害防止を図ることにしている。
事業費の内訳をみると、災害復旧では河川に22億2232万円を投入し、矢戸川(可児市矢戸)などの護岸工など、道路橋梁には10億3674万円を充て、湯屋温泉線(下呂市小坂町)などの擁壁工など、砂防では7億0351万円を充て、自害谷(御嵩町次月)などの堰堤工をそれぞれ実施する計画。このほか災害関連緊急事業では、砂防に2億1300万円を投入、倉洞谷(下呂市小坂町)の堰堤工を実施するほか、地すべり対策に1億円を充て、愚渓(御嵩町中)の抑止工など、急傾斜地崩壊対策に7777万円を充て、成山(白川町下佐見)の擁壁工などを進める。また、災害関連事業では河川に1億5500万円を投入し、矢戸川(可児市矢戸)などの護岸工など、道路に6350万円を充て湯屋温泉線(下呂市小坂町)などの擁壁工などを図ることにしている。