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建通新聞社
2011/11/30

【大阪】大阪市交通局が新たな中期経営計画 逸脱防止ガードの採用など

 大阪市交通局は、新たな中期経営計画(2011〜15年度)の案を策定した。現在の中期経営計画(11年度まで)の成果を踏まえて新たな施策に取り組む。新幹線で採用されている逸脱防止ガードの採用や、千日前線への可動式ホーム柵などを予定している。パブリックコメントの募集などを経て正式な計画とする。
 『さらなる安全・安心の向上』の施策で、これまでの耐震補強に加え、新幹線で採用されている「逸脱防止ガード」などを導入し、大きな揺れでも列車が軌道から逸脱しないよう対策を施す。
 可動式ホーム柵は、千日前線に2014年度、御堂筋線に19年度の導入を図る。ホームからの転落や列車との接触事故を防ぐ。今後、さらに設置路線の拡大する方針。
 『質の高いサービスの追求』では、トイレの内装・設備の見直しを行い、機能を向上させる。
 『社会への積極的な貢献』では、コスモスクエア駅を「エコモデル駅」として整備。これを他の駅にも拡大し、再生可能エネルギーの導入するなどで「総合エコ化」に取り組む。また、電車が止まる時に発生するエネルギーを利用した電気エネルギー(回生電力)を一時的に貯蔵する大容量蓄電池設備を設置し、電力消費の削減を図る。
 『公共交通ネットワークの充実』では、地下鉄第8号線(今里〜湯里六丁目間)をはじめ、必要な路線の整備について引き続き検討するとしている。