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建通新聞社四国
2011/11/29

【高知】12月議会後に着手 新県立資料館の実施設計

 高知県文化生活部文化・国際課は、新県立資料館の建設について、建築の基本設計案を県議会文化厚生委員会に諮った。委員会からバス出入口などの動線についての再考を求める要望などがあり、12月中にまとまる展示のレイアウト(基本設計)を含めて12月定例県議会に提出し、承認された後、実施設計に着手する。
 発注は、早ければ2013年度中に建築、展示、外構工事などを予定。開館は14年度末ごろになる見込み。
 想定される規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ4844平方b。
 県が提示した設計理念は、山内家資料の保存と活用の両立、高度な博物館機能、一と歴史・地域との懸け橋、新たな景観の創造。フロア構成は、1階が教育普及、地域振興、観光振興(研修室、ガイダンスコーナーなど)、2階が資料の保存、研究(収蔵庫、資料研究室、資料修繕室、閲覧室など)、3階が展示公開(展示室、展示ロビー、事務室など)。また、南海地震対策として、揺れを軽減するため中間層免震構造を採用、津波・浸水に備え収蔵庫・展示室を2階以上に配置、周辺住民の一時避難施設として活用する。
 建設予定地は高知市追手筋の高知財務事務所跡地とJA高知信連(財務事務所東、南側駐車場)の高知市追手筋2丁目、帯屋町2丁目。
 基本構想は、丹青社・ハウジング総合コンサルタント新資料館基本構想策定委託業務共同企業体。建築の基本設計は日本設計・若竹まちづくり研究所共同企業体、展示の基本設計を丹青社・高知広告センター新資料館基本設計(展示)委託業務共同企業体が担当。