建通新聞社(東京)
2011/11/29
【東京】12年2月9日の都都計審、立川基地跡地・昭島地区区画整理関連で5件 豊洲2・3丁目地区地区計画なども
東京都は2012年2月9日に開く第196回都都市計画審議会の付議予定案件を公表した。立川市と昭島市にまたがる約70fで、法務省の国際法務総合センターや都の調節池の建設などを計画する「立川基地跡地・昭島地区土地区画整理事業」関連の5件や、「豊洲2・3丁目地区市街地再開発事業」に伴う地区計画の変更、東京メトロ東西線南砂町駅のホーム増設に向けた都市計画変更などを審議する。
付議案件のうち「立川基地跡地・昭島地区」(昭島市福島町・築地町・中神町、立川市泉町・神砂町)の土地区画整理事業は、国営昭和記念公園の西側に広がる面積約70fの区域が対象。
北部に法務省の国際法務総合センター(9施設・総延べ約12万2000平方b)を建設するほか、東部では都の残堀川調節池、南東部には病院と合わせた公園の整備などが計画されている。
今回の都計審には▽土地区画整理事業の都計決定▽市街化調整区域から市街化区域への編入(2件)▽用途地域の設定(〃)―を付議。区画整理と施設建設を進めるための前提条件を整える。
豊洲二・三丁目地区(江東区)の地区計画の変更は、豊洲運河や晴海運河、ゆりかもめの豊洲駅などに囲まれた約50fの範囲で実施している市街地再開発事業に伴う対応。
区域南東部の豊洲駅前にある第2街区(約3・4f)を3分割した上で、各街区ごとに建築物の基準や公共施設の内容などを定める。
3分割後の街区ごとの建設計画は▽2−1街区=IHI・三井不動産再開発ビル(延べ21万9600平方b)▽2−2街区=江東区シビックセンター(延べ1万3200平方b)▽2−3街区=東京消防庁深川消防署豊洲出張所(延べ6300平方b)―となっている。
東京メトロ東西線南砂町駅はラッシュ時の混雑緩和と遅延防止を目的に、上下2路線の現在のホームと線路を南側へ1線(中野方面)増設する。約300億円を投入し、12〜19年度で事業を実施する予定だ。
このほか今回の都市計画審議会には、東京八王子線の新設(日野市内)や国立市城山南地区の土地区画整理事業に伴う用途地域の変更などの付議も予定されている。