(社)千葉県空調衛生工事業協会(下福康之会長)の「2011年度労働安全衛生研修会」が25日、千葉市内のホテルポートプラザちばで開かれ、会員45人が出席した。
2010年度において千葉県発注建設工事で発生した事故件数は36件(県土整備部20件、農林水産部5件、水道局6件、企業庁4件、警察本部1件)で、内訳は物損事故7件、労働災害22件、公衆災害7件。09年度と比較して、労働災害、物損事故、公衆災害が増加したという。
同じく、事故による死傷者数は29人(県土整備部14人、農林水産部5人、水道局6人、企業庁3人、警察本部1人)で、このうち死亡者数は3人(県土整備部1人、水道局2人)。09年度と比較して死傷者数は大幅に増加し、「憂慮すべき状況」にあるという。
さらに、死傷者数を事故の型別分類でみると、転倒6人、墜落・転落5人、激突され5人、交通事故2人、崩壊・倒壊1人。主な原因としては、@作業員の不注意A作業の不手際B作業手順の誤りC安全対策の不備――などを挙げている。