建通新聞社(中部)
2011/11/28
【三重】伊勢市 倉田山公園野球場改築 スコアボード更新など追加
伊勢市は、「倉田山公園野球場」の改築整備に合わせてスコアボードを更新し、フルカラーLEDスコアボードを整備する。17日の市議会教育民生委員協議会で改築事業の説明があった。2012年度にメーンスタンド改築、13年度にグラウンド改修とスコアボード更新にそれぞれ着手する計画。
スコアボードは、バックスクリーンと一体化したフルカラーLEDとする計画で、施工者の選定にあたり12年度にプロポーザルを実施する見通し。
今回、スコアボード更新のほかメーンスタンド地盤補強、グラウンド排水整備、エレベーター設置が追加され、全体事業費は当初の8億7600万円から10億8000万円となった。
倉田山公園改築は、メーンスタンドの耐震性能不足や雨漏り、室内練習場不足などに対応するためメーンスタンドを改築するほか、内屋・外野スタンドを芝生の法面構造から鉄筋コンクリート(RC)の階段構造に改修し、グラウンドを人工芝に全面改修する。13年度末の完成予定。
新しいメーンスタンドの規模はRC造3階建て延べ1900平方b程度。観客席は3400席。施設内容は1階が室内練習場、ダッグアウト、シャワー室、放送席、会議室など、2階が観客用通路、3階が観客席など。バックネットや屋外トイレ2棟を整備する。
内屋・外屋スタンドの改修面積は5600平方b程度。観客席は6850席。防球ネットの設置とファウルポールの改修を行う。外野壁とナイター照明設備は既存施設を利用する。
グラウンドの改修面積は約1万2600平方b。全面をロングパイルの人工芝に改修する。
メーンスタンドと内野・外野スタンドの設計は山本設計(伊勢市)が担当。設計工期は12年3月19日まで。グラウンド改修設計はオオバ三重営業所(津市)が担当。設計工期は11月末まで。
倉田山公園野球場は両翼97・5b、中堅122bの硬式野球場で、1963年の建設。高校野球予選大会や社会人野球大会、プロ野球2軍戦などで利用される。収容観客数はメーンスタンド2200人、内野・外野スタンド6000人の合計8200人。敷地面積2万0568平方b。
所在地は伊勢市楠部町159ノ1。