建通新聞社(中部)
2011/11/25
【三重】伊勢市駅前開発プロジェクト ジャスコB館跡地、ホテル複合案に再変更
JR・近鉄伊勢市駅前のジャスコ跡地などで計画されている「伊勢市駅前開発プロジェクト」について、事業主体のジェック(四日市市)は、商業施設のみとしていたジャスコB館跡地の施設内容に再度、ホテル建設を盛り込む計画。16日の市議会産業建設委員会で市が事業計画の変更を報告した。ホテル棟と商業施設に分けて建設する見通しで、2012年5月ごろの着工を目指す。
ジャスコB館跡地に整備する「本館」は、10年12月の当初事業計画でホテルと商業施設からなる11階建ての複合施設としていたが、11年4月にホテルを取りやめて3階建ての商業施設に規模を縮小していた。
旧パーキングビル跡地に計画している「別館」の施設内容に変更はなく、本館と同じ12年5月ごろの着工が見込まれる。別館は、商業施設棟と立体駐車場棟で構成し、規模は鉄骨造5階建て延べ5034平方b。駐車台数は約280台。
伊勢市駅前開発プロジェクトは、伊勢の玄関口にふさわしい雰囲気づくりや訪れた人が伊勢の歴史、食文化に触れられることを目指して、ジャスコB館跡地と旧パーキングビル跡地に商業施設や駐車場を整備する。
土地を所有するジェックが事業目的会社「伊勢敬」を設立し、伊勢敬が施設の建設を行う。
整備場所は伊勢市本町1ノ18ほか。