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建通新聞社四国
2011/11/22

【香川】基本設計案を議会提示 新高松市民病院

 新高松市民病院の基本設計案が、15日開かれた高松市議会新病院等整備特別委員会(大浦澄子委員長)で説明された。今後は11月30日に基本設計を完了させ、実施設計に移行。実施設計では建築単価1平方b当たり30万円を上限に設計を進める。
 新病院は鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)6階建ての免震構造で延べ床面積は約2万7500平方b。エレベーター10台(うち患者用5台)とエスカレーター1台。病床数は332床。ほかエネルギー棟として免震構造の鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1100平方b。
 病院本体には環境に配慮し太陽光発電設備、主にトイレ排水に使用する井戸水貯留槽、散水などに使用する雨水貯留槽、屋上緑化を備える。
 エネルギー棟には2回線受電方式の電源や非常用発電設備、空調熱源供給設備、井戸水ろ過設備も備える。
 現在、基本設計を山下設計関西支社(大阪市)と森勝一建築事務所(高松市)の設計共同企業体で造成、外構、院内保育所などを含む業務が進められており、11月30日に完了し、12月から実施設計に移行する。
 実施設計では、院内保育所について利用者の状況を踏まえて検討する他、建築単価を1平方b当たり30万円を上限に設計する方針。
 今回の案では、基本計画(2010年3月)で示していた整備スケジュールも一部変更し、年明けに造成工事に着手、13年度早期に建築工を発注、14年度下期の開院を目指す。
 建設地予定地は、高松市仏生山町の県農業試験場跡地の一部で敷地面積約5万3700平方b。敷地内の調整池は貯水容量約8000立方b。