千葉県コンクリート製品協同組合は14日、千葉市内の組合会議室において「労働安全衛生委員会」及び「安全衛生講習会」を開いた。
労働安全衛生委員会の冒頭であいさつした花澤理事長は、「本日の議事である『相互安全衛生パトロール結果からのリスクアセスメントのまとめ』は、当組合が独自に開始してから約5年が経つ。我が組合が工場の環境を整備して安全な動労環境を提供するのは、我々経営者、工場管理者の義務であることから、今後も真剣に取り組んで頂きたい」と促した。
同組合の「相互安全衛生パトロール結果からのリスクアセスメントのまとめ」は、組合員の中から2工場を抽出し、相互安全衛生パトロールを実施。その結果から「危険性・有害性」を特定し、「可能性」「重大性」「評価」「危険度」をそれぞれ判定するとともに、危険性・有害性に対する「リスク低減措置」を施し、改めてそれらを判定したもの。
今回の相互安全衛生パトロールは、9月21日と10月18日に実施。13の「危険性・有害性」を特定してリスク低減措置を施し、危険度や評価などすべての項目で安全性を向上させた。
同組合では、これまでに蓄積してきた「相互安全衛生パトロール結果からのリスクアセスメント」を共有して活用することで、各作業におけるリスクを低減させるとともに、組合員の無事故無災害に向けた取り組みをバックアップしている。
労働安全衛生委員会に引き続き行われた「安全衛生講習会」では、労働安全コンサルタントの小野鐵雄氏を講師に「事業者の安全配慮義務」について話を聴いた。