建通新聞社(東京)
2011/11/11
【東京】立川市 競輪場 改修計画を年度内に 25年度着工 28年度リニューアル完了目指す
立川市は、立川競輪場の再整備に向け基本計画策定検討委員会で、改修のあり方を話し合っており、10月に5回目の会合を終え、今後、解体もしくは改修する施設を決めて2月には計画案をまとめる。市民からの意見を踏まえた上で年度内に改修計画を決定する。現時点では、計画決定後に設計作業などを進め、2025年度の東京国体、日本選手権の開催後に改修は入り、28年度のリニューアル完了を目指している。
市では基本計画策定作業の中で、場内の施設利用状況などを勘案し、施設の改築や改修、統廃合の必要性などを判断する。これまでに、既存施設・設備の現状調査(担当はエス・イー・シー、港区)を委託しており、また、中央スタンドの耐震性調査(担当・善設計、大田区)も進めている。これらの結果を踏まえて計画案を策定する。
立川競輪場は曙町3ノ32ノ5にあり、既存施設の規模は敷地面積が4万4500平方b。中央スタンドが延べ1万5600平方b(約1400人収容)、本館が延べ1900平方b、第2スタンドが延べ4100平方b、第4スタンドが延べ3100平方b、これにバックスタンドがある。
現施設は、1日当たり3万0600人の来場者に対応できるが、最近の競輪場への来場者数は減少傾向にあり、競輪グランプリ階催時でも1万人台にとどまっている。
改修に際して市は、中央部に施設を集約したコンパクトな施設とする考えだ。