建通新聞社(東京)
2011/11/11
【東京】中野区 中野駅周辺まちづくりグランドデザインver3を2012年3月に素案策定
中野区は、中野駅周辺まちづくりグランドデザインver3を策定し、地区整備の方向性を具体化する。2012年3月に素案をまとめ、6月にパブリックコメントを実施し、8月に策定する予定だ。
区が策定したまちづくりグランドデザインver2では、警察大学校跡地地区の整備、新庁舎の建設、区役所・サンプラザ地区の一体的整備、中野駅の南北を結ぶ橋上通路の設置、駅北口と南口の駅前広場の整備、中野2丁目と囲町地区の再開発事業などを位置づけた。現在、警察大学校跡地地区などで整備が進められている。
区役所・サンプラザ地区の一体的整備では、グランドデザインver3策定と並行して、整備基本構想を策定する計画だ。中野区が100l出資するまちづくり中野21がサンプラザ敷地を保有し、民間事業者と共同で整備する考え方を示している。現区役所庁舎敷地は、庁舎移転に伴い、民間事業者に貸すか売却し、民間事業者が資金を調達して現庁舎とサンプラザ敷地を使い建物を建設する。
また、ver3策定に伴い、対象面積約110fを、中野2丁目地区(駅前広場への交通結節機能を強化、交通動線の整備、業務・文化・スポーツ機能を集積)、同3丁目地区(橋上駅・自由通路と住宅地を結びつける広場空間、商業・文化ゾーンを整備)、同4丁目地区(業務・商業系の集積と高規格な住宅)、中野駅地区(駅自体の集客機能を高めた回遊動線の形成、駅前広場の整備)、道路交通ネットワーク(周辺道路ネットワークを強化、円滑な歩行者動線の整備)にゾーニングし、整備の方向性を示している。