建通新聞社四国
2011/11/11
【徳島】福井道路の着手求める 副知事らが国交省等へ要望
徳島県の齋藤秀生副知事と県内経済団体長らは7日、民主党と国土交通省を訪れ、甚大な地震・津波被害が想定される地域におけるミッシングリンクの整備についての要望を行った。具体的内容としては、阿南安芸自動車道「福井道路」の2012年度新規事業着手などを求めた。
今回、要望を活動を行ったのは、齋藤副知事のほか近藤宏章県商工会議所連合会会長、松浦恭之助県商工会連合会会長、粟飯原一平県中小企業団体中央会会長。
要望内容は、東日本大震災の復旧・復興を速やかに実施するとともに、甚大な地震・津波被害が想定される地域における「ミッシングリンク」について災害予防の観点から、国策として最優先に整備しその解消を図ることとし、@「ミッシングリンク」の早期解消について必要な予算の確保A阿南安芸自動車道「福井道路」の2012年度新規事業着手B同「海部道路」の早期事業着手―を求めた。
現在、国や西日本高速道路が四国横断自動車道(鳴門〜阿南間)で事業を展開。阿南安芸自動車道では11年度、桑野道路(6・5`)に事業着手したほか、11年7月には日和佐道路(9・3`)が全線開通するなど地域のネットワーク形成が図られている。福井道路(9・6`)は、この間に位置し両道路は繋がってこそ機能が発揮されるとし、「命の道」としての役割だけでなく、農林水産や観光振興など県南地域の活性化においても欠かせないものとしている。