建通新聞社四国
2011/11/11
【高知】離岸堤を月内発注 穴内漁港海岸災害復旧
安芸市は、7月19日の台風6号により被災した穴内漁港海岸の災害復旧工事に向け準備を進めている。離岸堤復旧工事は11月中、防潮堤復旧工事は早ければ12月の発注を予定している。
A離岸堤(2)の復旧延長は200b。工事概要は消波工延長200b、基礎工延長200bで、災害査定による被害額は1億9523万円となっている。これから工事発注に向け庁内で調整するが、近く高知県内と安芸市内の土木業者8社ずつを予備指名し、共同企業体(JV)を結成させ、総合評価落札方式(企業評価型)により施工者を決定する可能性が高い。
B防潮堤の復旧延長は563・9b。工事概要は本体工362・6b、消波工延長520b、根固工延長389bで、災害査定による被害仮決定額は11億1399万円となっている。B防潮堤の復旧と合わせて穴内漁港のG船揚場復旧(延長6b)も行う予定で、工事概要は斜路止擁工延長6b、鋼矢板打ち込み76枚、被害額は2446万円となっている。被害額4億円以上の災害については、今後の財務省協議の結果、年内には正式決定する予定で、それを受けて工事発注する。
入札形態は、来年の夏までには工事完了させたい高知県の意向を踏まえ、3〜4分括で発注する計画で今後調整を進める。離岸堤と同じく予備指名した県内と市内8社ずつのJVにより、総合評価落札方式(企業評価型)で施工者を決定する予定。