建通新聞社(中部)
2011/11/11
【岐阜】岐阜市 岐阜ファミリーパーク再整備計画で費用対効果を分析
岐阜市は、「岐阜ファミリーパーク費用対効果分析」を大日コンサルタント(岐阜市)に委託した。期間は2012年3月末まで。
同施設は、老朽化や利用者ニーズの変化に対応するため改修が必要となっており、これまでに再整備基本計画を策定。今後、施設調査などにより蓄積したデータやパブリックコメントの結果などを基に費用対効果分析し、国庫補助事業として12年度から整備を行うことにしている。
基本計画によれば遊具の修繕などを優先的に実施し、一定の改修後には、子どもゾーンや里山ふれあいゾーンなど各ゾーンを3〜5年程度で段階的に整備する。おおむね20年後の整備完了を目指すことにしている。
1982年に開設した同公園は、面積58・6f。主なエリアとして里山ふれあいゾーン、子どもゾーン、スポーツ・レクリエーションゾーンがあるが老朽化対策や利用者ニーズの変化への対応が急務となっており、一部エリアの拡張も想定している。
各エリアの整備構想によると、里山ふれあいゾーンには古民家の建築やふれあい広場、ビオトープ池を設置するなど、里山空間として農業などの体験施設を整備する。
子どもゾーンでは老朽化したサイクルモノレールなどを撤去し、芝すべりや屋根付きベンチなど、利用者のニーズが高い施設を新設するほか、ゴーカートコースなど既存の施設を改修する。
スポーツ・レクリエーションゾーンではアナウンス施設などを備えたセンターハウスなどを新設するほか、野球場観客席の改修、公式大会の標準規格を充たすため、サッカー場を拡張し、ナイター設備を設置する。
県道北野・乙刈線沿いの拡張想定エリアでは総合案内所の設置、フットサルコートなど屋内スポーツの設置、駐車場の増設などを計画しており、各ゾーン整備後に地元と協議を行い、合意形成を目指す。
場所は山県北野。