トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2011/11/08

【大阪】大阪府 都市計画道路の全面見直し 藤田三ツ島線など6路線で廃止手続き開始

 大阪府は、本年3月に策定した「大阪府都市計画(道路)見直しの基本方針」に基づき、都市計画道路の廃止手続きを開始した。藤田三ツ島線など6路線について公聴会を終えたため、都市計画原案を作成する。これを縦覧後、関係者と協議した後に都市計画案を策定。また、今後、柏原赤阪線など3路線の公聴会を開く。合計9路線の廃止(一部区間を含む)を2012年2月の都市計画審議会に諮り、3月に廃止を告示する予定だ。
 大阪府内の都市計画道路は、高度成長期の都市拡大に対応するため、昭和30年代から40年代にかけて数多く計画決定された。しかし、その後の経済状況などにより、未着手の都市計画道路が多数存在。人口減少や、少子高齢化など社会情勢も大きく変化している。現計画を実行するには財政的な負担が大きい。また、都市計画決定により、道路用地が塩漬けになり、経済活動や地域の活性化を阻害している面もある。このため、都市計画道路の全面的見直しを決定した。
 基本方針では、都市計画決定後長期にわたり事業着手されていないものについて、計画の必要性と事業の実現性を評価し、廃止路線を決定する。おおむね今後30年を目安とした実現性を評価し、各路線の廃止、再検討、存続を決める。見直し路線については地元説明会、都市計画公聴会などを経て、2011年度から都市計画審議会に諮る。11〜13年度の3カ年で、対象となった路線の都市計画変更を実施する。
 廃止手続きを開始した6路線は次の通り。
 ▽藤田三ツ島線(門真市御堂町、常称寺町、常盤町、大橋町、打越町、五月田町、沖町、北島)▽古川橋駅桑才線・一部区間(門真市柳田町、番町)▽枚方八尾線(門真市四宮2、巣本町、北岸和田1、北岸和田2、四宮5、岸和田1、四宮6、岸和田2、下馬伏町、岸和田3、脇田町、江端町、東江端町)▽天の川磐船線・一部区間(交野市星田北2、藤が尾1、藤が尾2、妙見坂1、私市)▽村野神宮寺線・一部区間(交野市青山4、神宮寺1、神宮寺2)▽阪急茨木駅総持寺線(茨木市大住町、庄1、2)