建通新聞社四国
2011/11/08
【高知】耐震補強を12年度発注 永瀬発電所本館等
高知県公営企業局電気工水課は、2012年度に物部川沿いの永瀬発電所本館および吉野発電所本館と管理事務所の耐震補強工事を行う予定。12年9月ごろに一般競争入札するため公告する。
永瀬発電所本館(香美市香北町白石)の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ574平方b、1955年に建設された。補強設計は創建築事務所(高知市)が担当。吉野発電所本館(香美市香北町吉野)の規模は同造2階建て地下1階延べ491平方bで53年に建設、同管理事務所(同)の規模は同造2階建て延べ139平方bで79年に建設された。補強設計はかめお設計(高知市)が担当。
補強工法は、場所に応じ既存壁を撤去した上での耐震壁増設、耐震スリット、梁増設、開口閉塞補強を予定。また、永瀬発電所本館では外壁と屋上防水の改修、吉野発電所本館では外壁改修も合わせて行う。
入札形態は、すべての施設を一括で発注するか、施設ごとに発注するかを今後検討する。なお杉田発電所(香美市土佐山田町杉田)については、耐震診断の結果、早急な補強の必要はないと診断されている。