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建通新聞社
2011/11/07

【大阪】大阪府住宅供給公社 藤白台B・千里丘陵G団地 約3haの開発事業提案競技 大和ハウス工業の提案が最優秀

 大阪府住宅供給公社は、「藤白台B・千里丘陵G団地開発事業提案競技」で、大和ハウス工業の提案を最優秀作品に選定した。12月下旬に土地売買契約を結ぶ。
 所在地は吹田市藤白台3−5。藤白台B団地(1965年度建設)と千里丘陵G団地(64年度建設)が隣接している。譲渡する再生地の面積は3万0,246u。一団地認定団地。第1種中高層住居専用地域(容積率200%、建ぺい率60%)。第3種高度地区、千里ニュータウン地区地区計画区域、宅地造成工事規制区域、吹田市千里ニュータウンのまちづくり指針などの規制がある。既存建物は、鉄筋コンクリート造5階建て14棟(A5棟〜A18棟)400戸。
 最優秀作品での再生地開発事業計画の用途は共同住宅(分譲)で、建設戸数は543戸。建物は、鉄筋コンクリート造地下1階地上8〜10階建て延べ5万8,255u。建築面積1万3,887u。敷地は、再生地A(2万0,273u)、再生地B(9,973u)に分けて開発。歩道移管・用地交換後の全体面積は2万9,522uになる。土地買い取り希望価格は、82億4,900万円。
 提案競技には大和ハウス工業と野村不動産グループの2者が参加。大和ハウス工業の提案内容は、@住棟の角度をずらして、数多くの空間的な抜けを設けることで、周辺への圧迫感を低減A駐車場は分散して設置するとともに、壁面は市道藤白古江線と角度を振り、壁面緑化でまちなみ景観に、変化とアクセントを加えたB北角のまち角広場は、所与の条件より5倍の面積を確保するC屋上に太陽光パネルを設けて、その電力を共用部電源に使用するとともに、建物全体に難易度の高いCASBEE−Aランクを取得−など。
 定量的事項では最高点の70点を獲得。定性的事項28点との合計で98点となり、最高点を得た。