近江八幡市は、市内幼稚園、小中学校を対象とする学校給食センター整備を計画、設計・施工プロポーザルを12月に公告する。24年3月に業者決定し、24・25年度に設計、建設、25年9月供用開始を予定している。
市10月補正予算にセンター建設費、小学校・中学校・幼稚園のセンター方式に対応する整備費の債務負担行為を設定。これら新築、改修の整備を一括して設計・施工プロポーザルにより提案を求める。
債務負担行為の限度額は、給食センター整備事業20億2351万4000円、小学校給食施設整備事業6898万6000円、中学校給食施設整備事業4億3020万1000円、幼稚園給食施設整備事業1億6494万8000円。期間はいずれも24・25年度。
センター建設用地は、武佐町の旧と畜場跡(市有地)のうち約6800uを予定している。センター規模は9000食規模。同地では、(仮称)武佐団地住宅・コミュニティセンターの建設も別途計画されているところ。
小学校給食施設整備事業の対象は7校。既にセンター方式の旧安土町内の2校、離島のため自校方式を継続する沖島小学校、今年4月に新校舎が開校し今後8年間自校方式を継続する金田小学校、別途建設を計画する島小学校を除いて、現在の自校方式からセンター方式対応施設に改修。配送車両のプラットーホーム、コンテナ置き場等を整備する。
中学校給食施設整備事業の対象は4校。旧近江八幡市内の3校では、センター方式対応施設として配膳室、給食用エレベーターなど新たに整備する。既にセンター方式の安土中学校も一部改修を要する。
幼稚園給食施設整備事業の対象は8園で中学校同様にセンター方式対応施設を新たに整備する。
市ではプロポーザルに係る審査委員会を11月中に設置、12月の公告へと進める。24年3月の業者決定に続き、同4月から設計、同9月から約1ヵ年の工期で建設する予定。