建通新聞社(中部)
2011/11/04
【岐阜】岐阜土木事務所 鶯谷トンネルの落石対策予備設計などに着手
岐阜県岐阜土木事務所は、公共道路災害防除事業で一般県道岐阜各務原線の「鶯谷トンネル」の坑口の落石対策予備設計と噴出水対策詳細設計に着手した。委託先はいずれも大日コンサルタント(岐阜市)。委託期間は落石対策が2012年3月20日、噴出水対策が12年2月28日まで。
同トンネルは岐阜市鴬谷、上加納山に位置し、各務原市から岐阜市方面へ向かう上り線と岐阜市から各務原市方面へ向かう下り線の2つのトンネルで構成されている。落石対策予備設計では、トンネル両側の坑口に落石の危険があるため、防止するための最適な工法を選定する。一方、噴出水などの詳細設計は、上り線の1カ所で強く噴出水があるため、その補修とトンネルの漏水を防止するために実施する。
今後は、落石対策については予備設計の結果を見て、12年度以降に詳細設計を委託する。噴出水、漏水対策工事については、予算が確保できれば12年度に発注したい考えでいる。
同トンネルの延長は、上り線が688b(幅員は4・9b、片側歩道)、下り線が646b(幅員5b、片側歩道)。