トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2011/11/01

【徳島】来年度早期に入札 美馬環境整備組合の新処分場

 美馬市とつるぎ町で構成する美馬環境整備組合(美馬市脇町)は、美馬市脇町拝原の旧ごみ最終処分場のごみを近隣地に埋め戻すため、新処分場を整備する計画を進めている。新処分場の本体工事は、2012年度の早期に入札を行い施工者を選定し、埋蔵文化財調査が完了した個所から順次整備に着手。14年度中の完成を目指す。
 本体工事の施工者選定方法については現在、入札方式や総合評価方式の導入といった詳細の検討を進めており、12月までには決定する考え。美馬市とつるぎ町の9月議会では、用地費を含む同組合へ負担金や新処分場予定地の埋蔵文化財発掘調査費などの関係予算7億8000万円余りの補正予算を可決。これを受け、用地売買契約の交渉を進める一方、建設予定地の埋蔵文化財発掘調査を美馬市教育委員会に委託し近く着手する。
 事業計画によると、新施設は12年度から本体工事に着手し、13年度〜14年度に埋立工事を実施。既存施設は、12年度後半から鉛直遮水工事に着手し、13年度〜14年度に撤去工事を行う。
 新施設は、管理型最終処分場で敷地面積は約4・9f。そのうち、埋立面積は第1埋立地(西区画)が約1f、第2埋立地(東区画)が約1・1f。撤去する既存施設は、埋設範囲約2・3fで総撤去量約21万7000立方b。実施設計は日本環境工学設計事務所(東京都)が担当。概算事業費は約45億円を見込んでいる。