建通新聞社四国
2011/11/01
【高知】11件で17億円 漁港・漁港海岸施設災害査定
高知県は、7月の台風6号などで被災した漁港・漁港海岸施設の災害査定が完了した。水産振興部漁港漁場課管轄の漁港施設は9件で決定額は3億9147万円、土木部港湾・海岸課管轄の漁港海岸施設は安芸市穴内漁港海岸の2件で、計13億0922万円となっている。
漁港海岸施設のうち、穴内漁港海岸のB防潮堤の被害額11億1399万円については4億円以上であるため仮決定額であり、今後の財務省協議により変更することがある。正式決定までには長くて2カ月ほどかかる見通し。被災額が決定した10件の工事は、国からの交付決定を受け、早ければ年内にも発注する。
施設別の査定結果をみると、県管理漁港は4件。三津漁港(室戸市)で護岸B(延長59・6b)が811万円、室戸岬漁港(同)でマイナス5・0b陸揚岸壁(延長65b)とC1護岸(延長8・6b)が1億0009万円。宇佐漁港(土佐市)で西口導流堤(延長58・6b)が1億2232万円。佐賀漁港(黒潮町)で3号護岸(延長26・1b)が917万円。
市管理漁港は5件。穴内漁港(安芸市)でG船揚場(延長6b)が2446万円、春野漁港(高知市)で防波堤(延長26・3b)が2721万円、中突堤@(延長2・4b)が261万円、防波堤(B)(延長57・9b)が6001万円、防波堤(B)(延長80・3b)が3747万円。
市管理漁港海岸は2件。穴内漁港海岸(安芸市)でA離岸堤(2)(延長200b)が1億9523万円、B防潮堤(延長563・9b)が11億1399万円(仮決定額)。