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建通新聞社（中部）
2011/11/01
【愛知】阿久比町 町役場庁舎建設検討委 中央公民館南館跡へ建設 5400平方㍍規模で
阿久比町は10月24日、町役場の新庁舎建設に向けた庁舎建設検討委員会（委員長・高井宏之名城大学理工学部建築学科教授）を開催。新庁舎の規模や施設整備計画を協議した。構想案で示された新庁舎の規模は、延べ床面積約５４００平方㍍。これに加えて、ホール施設約１０００平方㍍を計画している。建設地は、今回の検討委員会で、現在の庁舎と同じ敷地内にある中央公民館(南館)を解体して整備する案を承認した。新庁舎の機能移転後、現在の庁舎は解体。既存庁舎の規模は、本庁舎（１９５９年建設）が鉄筋コンクリート造３階建て延べ２４００平方㍍、西庁舎が鉄骨造２階建て延べ１６０平方㍍となっている。
また、検討課題となっていた多目的ホールの設置手法は、庁舎とホールを一体とした複合型庁舎とするか、同一敷地に併設するかを継続して検討、11月に予定している次回委員会で決定する。委員会での構想案がまとまれば、パブリックコメントを実施し、成案を策定。２０１１年度中に基本設計などを担当する設計者の選定作業に移行する。
11年度から第５次計画が始まった総合計画と実施計画（11年度～13年度）では、新庁舎建設事業として３年間で20億４３００万円の事業費を計上し、12年度に３０００万円、13年度に20億円の事業費を計画。当面は13年度の建築工事発注を目指して新庁舎建設事業を進めることになりそうだ。
基本構想の策定業務は玉野総合コンサルタント（名古屋市東区）が担当している。
