建通新聞社(神奈川)
2011/10/25
【神奈川】小杉駅2丁目開発計画 54階建て2棟 計14・6万u
【川崎】三井不動産レジデンシャル(東京都中央区日本橋室町3ノ1ノ20)とJX日鉱日石不動産(横浜市中区桜木町1ノ1ノ8)が武蔵小杉駅北口川で計画している「小杉町二丁目開発計画」の概要が明らかになった。計画施設は地下1階地上54階建てのビル2棟で、延べ床面積が合計14万6230平方b。低層部にコンベンション施設や商業・業務施設、教育施設を、高層部に総戸数1280戸の住宅を整備する。工期は全体で約43カ月間。2016年度の供用開始を目指す。設計者・施工者は未定。
JX日鉱日石エネルギーの社宅を除却した跡地1万7130平方bに建設する。敷地東側の8480平方bをA地区、西の8650平方bをB地区とし、それぞれに低層棟と高層棟の複合建物を建設。2階レベルをデッキで接続する。
建物の構造はA地区・B地区とも鉄骨造・鉄筋コンクリート造。延べ床面積はA地区建物が7万2500平方b、B地区建物が7万3730平方b。低層部に商業施設や業務施設、教育施設(保育所)などを配置し、A地区建物の2階約3000平方bには川崎市のコンベンション施設を整備する。ホールの広さは約1000平方b。市が12年度に基本構想を策定する。
高層部は住宅のフロア。戸数はA・B地区それぞれ640戸で、合計1280戸・計画人口3840人となる。
熱源は電気とガス。低層棟の屋上に太陽光発電システムを導入、住宅の共用部の電力を一部賄う。
今後、環境影響評価など諸手続きを進める。工事の発注方法や工区割りが必要かなどを検討し、順調なら13年5月に既存の社宅の解体に着手する。工期は約6カ月間。本体工事の工期は約37カ月間を見込んでおり、16年11月の完成を目指す。
建設地は川崎市中原区小杉町2ノ228ノ1ほか。
川崎市は現在、小杉町二丁目開発計画の環境影響評価方法書の縦覧を行っている。方法書の作成はオオバ(東京都目黒区)が担当した。