建通新聞社四国
2011/10/25
【高知】農地158カ所など 本年度台風等被害状況
高知県農業振興部農業基盤課の2011年度台風などによる被害状況は、農地が158カ所で被害額2億1300万円、水路・農道・頭首工などの農業用施設が217カ所で被害額5億3700万円となっている。災害査定が完了した個所から、災害復旧工事を各市町村より順次発注する。(被害額はすべて概算値)
このうち、7月18〜20日に発生した台風6号では、県東部と西部を中心に被害が出た。被害状況は、農地が99カ所、被害額1億5900万円、農業用施設が172カ所、被害額4億6300万円となっている。多くの個所ではすでに災害査定が完了しており、一部ではすでに復旧工事に着手しているが、特に被害が大きかった約10カ所では、11月と12月に災害査定を行った後の工事発注となる。
9月3日の台風12号では、安芸市以東を中心に被害が発生。被害状況は農地が18カ所、被害額1500万円、農業用施設が16カ所、被害額4400万円となっている。災害査定は11月に行い、早いところでは年内にも復旧工事に着手する予定。
9月20〜21日の台風15号では、幡多地区を中心に被害が発生。被害状況は農地が41カ所、被害額3900万円、農業用施設が29カ所、被害額3000万円となっている。災害査定は12月に行い、完了しだい順次発注する。
なお、被害個所には災害復旧事業に含まれない小災害を含んでいる。