建通新聞社(中部)
2011/10/25
【三重】津市 PFIで「新斎場」整備 15年1月の供用目指す
PFIでの「新斎場」の整備を計画する津市は、事業アドバイザリー業務を長大名古屋支社(名古屋市中村区)に委託、2015年1月の施設供用に向けた準備に本格的に着手した。年度内には整備事業の詳細を詰め、12年度内に民間事業者を公募し選定する意向だ。
新斎場の建設地は、既存の津斎場に隣接する半田の市環境事業課の敷地。山林に囲まれた市有地で、面積は約5万平方b。敷地内には環境事業課の建物2棟とグラウンドなどが立地している。
計画では、建屋2棟が立地する敷地約9000平方bに新施設を整備する。想定する建物の規模は延べ床面積約4500平方b。12炉と動物用1炉を設け、葬儀もできる施設の整備を目指している。併せて、現在グラウンドなどがある敷地約4・1fを環境整備ゾーンとして緑地公園や新たなグラウンドを配する整備も行う。
新斎場と環境整備は一体的に整備されるが、環境整備についてはPFIで進めるか、市主導で行うか現段階では決まっていない。
市は今後、PFIで進める整備スケジュールなど詳細を詰め、12年度には設計・建設・運営・維持管理を行う民間事業者を募集し選定する。決まった民間事業者が13、14年度で設計、建設を進める予定だ。
施設整備費は約32億円が見込まれる。