建通新聞社
2011/10/24
【大阪】大阪府都市整備の総合評価 新たに「実績申告型」 11月から土木B2ランクで試行
大阪府都市整備部は、総合評価落札方式の条件付一般競争入札で、新たに「実績申告型」を11月から土木一式工事のB2ランクの発注案件で試行実施する。
「実績評価基準」に基づき入札参加者が作成する実績申告書により申告する評価点(申告点)の合計が、入札参加資格に定める「評価基準点」以上となる入札参加者から、価格競争で落札候補者を決定する方式。
「評価基準点」は、当該工事の入札参加条件の一つとして府が示す基準となる点で、工事案件ごとに公告で定める。「評価基準点」以上の実績がある者が、入札に参加できる。
評価基準は、▽企業の技術力▽配置予定技術者の技術力▽企業の信頼性・社会性−の3項目。
企業の技術力は、@優良工事表彰受賞A優良な工事成績点(80点以上)B同種工事の施工実績−が有る場合に加点され、低い工事成績点(70点未満)がある場合は減点となる。
配置予定技術者の技術力では、継続教育(CPD)の過去1年間の取得単位数などで加点。
企業の信頼性・社会性は、建設機械の所有、受注実績などの地域貢献度と府内企業の下請けへの活用になどにより加点する。
入札価格が予定価格の制限の範囲内で最低の価格を提出した者が落札候補者となる。落札候補者が2者以上ある時はくじ引き。落札候補者となり、事後審査により有効な入札書を提出したと認められた者を落札者とする。