県総務部管財課は19日、「千葉県県有施設長寿命化指針案」を公表した。今月19日から来月18日までの1か月間、県民の意見を聞くためのパブリックコメントを実施する。県有施設の総数は約6900棟あり、総延べ面積は約390万uに及ぶ。指針は、知事部局、教育庁、警察本部のうちRC造、SRC造またはS造で、延べ200u以上の常時利用する施設を対象とする。対象となる施設は約2000棟で、延べ面積は約350万uに及ぶ。
庁舎、県立学校などの県有施設の約8割は建築後20年以上を経過するなど老朽化が進行し、今後、建て替え、修繕などに多大な費用が見込まれる。このため、費用総額の抑制や年度ごとの費用の平準化を図るため、施設整備の指針を作成することになった。