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建通新聞社
2011/10/20

【大阪】万博機構 太陽の塔耐震改修へ 設計委託手続き開始

 日本万国博覧会記念機構は、太陽の塔の内部一般公開に向けて耐震補強を計画。基本・実施設計を委託するため、これまで耐震補強計画の策定などを担当してきた昭和設計以外の受託意思の有無を確認する手続きを開始した。希望者があり、応募要件を満たすと認められた場合は企画競争で委託先を選定する。
 参加意思確認書の提出は11月2日。提出先は日本万国博覧会記念機構事業本部施設管理課整備係(吹田市)。企画競争を行う場合の提案書提出期限は12月7日。
 太陽の塔は1969年の完成。高さ64mで、延べ1,289u。構造は、基礎と胴体(下部)が鉄筋コンクリート造。リング部(中央部)が鉄骨鉄筋コンクリート造。腕と頂部(上部)が鉄骨フレーム+ショットクリート。付帯施設として、1979年完成のフェスティバルスタンド(鉄筋コンクリート造地下1階平屋延べ681u)、地下通路、ドライエリアなどがある。
 業務の内容は基本設計と実施設計。各種調査の上、@付帯施設の増改築を含む機能A導線計画Bバリアフリー化C省エネルギー化−などを検討する。納期は2012年11月30日まで。
 塔内部の一般公開に向けて、必要の機能を整備する予定。塔内部の展示設計は別途発注する。
 応募要件は機構か、国、地方公共団体で建設コンサルタントの入札参加資格がある者など。実績要件などがある。