お知らせ
地方ニュース
建通新聞社（中部）
2011/10/20
【三重】鳥羽市 小・中学校整備事業 加茂小校舎を設計中
鳥羽市は、市内の小・中学校整備事業について、２０１４年度までに統合再編と合わせて耐震化を完了させるため、加茂小校舎建設に向けて準備を進めるほか、神島小と神島中の統合を前提に14年度に耐震化工事を行うなどの事業を実施する。既設校舎の利活用では旧鳥羽小の校舎について、利活用することを前提とした耐震診断を11年度に行う。
加茂小校舎建設工事は、鉄筋コンクリート造３階建ての校舎新築を計画。教室数は普通６、特別１など。規模は、現在11月末工期で進めている設計の中で詰めている。市の耐震化計画では、同小校舎棟の建設計画を11～12年度と位置付けており、建設費の予算を補正予算で対応できれば、11年度の入札、着工も見込まれる。設計は西井都市建築設計事務所（名古屋市中区）が担当。所在地は岩倉10。
このほか整備を伴う統合では、神島小（神島町３８８ノ３）と神島中（〃）の複合化を検討しており、14年度に耐震化を行う前提で12年度以降、調査、設計を予定している。
また、有効活用のうち、旧鳥羽小校舎については、11年度に耐震診断を外注し、保存活用を前提にした検討を進める。同小は、建築家・清水栄二氏の設計で１９２９年に建設された。現存する校舎は鉄筋コンクリート造３階建て延べ３２３３平方㍍。当時のヨーロッパの歴史様式を基調とした意匠で、県下で現存する鉄筋コンクリート造建築物としてはもっとも古い建物となる。10年には国登録有形文化財として登録されている。05年度に耐力度調査を行っており、コンクリート自体の強度は確保されていることが判明しており、今回の調査で、はりなどを含めた構造体の耐震性を調査する。市の方針としては、歴史資料館などの利用を挙げており、今回の調査で耐震性を検討し、利活用の根拠性を裏付けていく考えだ。所在地は鳥羽３ノ１ノ６１。
このほか、国崎小（国崎町１３０２）は弘道小へ統合済みで、既存校舎を自治会などの地域活動に利用する方向で検討を進める。
加茂小校舎建設工事は、鉄筋コンクリート造３階建ての校舎新築を計画。教室数は普通６、特別１など。規模は、現在11月末工期で進めている設計の中で詰めている。市の耐震化計画では、同小校舎棟の建設計画を11～12年度と位置付けており、建設費の予算を補正予算で対応できれば、11年度の入札、着工も見込まれる。設計は西井都市建築設計事務所（名古屋市中区）が担当。所在地は岩倉10。
このほか整備を伴う統合では、神島小（神島町３８８ノ３）と神島中（〃）の複合化を検討しており、14年度に耐震化を行う前提で12年度以降、調査、設計を予定している。
また、有効活用のうち、旧鳥羽小校舎については、11年度に耐震診断を外注し、保存活用を前提にした検討を進める。同小は、建築家・清水栄二氏の設計で１９２９年に建設された。現存する校舎は鉄筋コンクリート造３階建て延べ３２３３平方㍍。当時のヨーロッパの歴史様式を基調とした意匠で、県下で現存する鉄筋コンクリート造建築物としてはもっとも古い建物となる。10年には国登録有形文化財として登録されている。05年度に耐力度調査を行っており、コンクリート自体の強度は確保されていることが判明しており、今回の調査で、はりなどを含めた構造体の耐震性を調査する。市の方針としては、歴史資料館などの利用を挙げており、今回の調査で耐震性を検討し、利活用の根拠性を裏付けていく考えだ。所在地は鳥羽３ノ１ノ６１。
このほか、国崎小（国崎町１３０２）は弘道小へ統合済みで、既存校舎を自治会などの地域活動に利用する方向で検討を進める。
