建通新聞社四国
2011/10/18
【愛媛】第4四半期に発注 伊予跨線橋上部工
国道56号伊予インター関連改築事業の整備促進を図る国土交通省松山河川国道事務所は、JR予讃線を跨ぐ伊予跨線橋(伊予市下吾川)上部工として工場製作工および架設工などを第1工事と第2工事の2分割で第4四半期に発注する。
伊予跨線橋は既存の橋の北側に併設する形で整備する延長94・5bのPC橋。線路を跨いで南側(大洲方面)を上部工第1として、北側(松山方面)を第2工事として発注する。概要は第1が単純中空床版橋で本線延長が約21b、側道部延長が約16b。第2工事は2径間連結中空床版橋で本線約32b、側道約38bとなっている。下部工については現在、伊予跨線橋下部工として橋台1基と橋脚2基、下吾川改良工事として橋台2基が公告(11月2日開札予定)されており、下部工が完了する来年の夏場以降に架設に入る見通しだ。
また、同橋の下部工では軌道部に隣接する橋脚4基をJR四国が担当し進めており、今後、軌道上側に架ける橋の整備についてはJRと協議を重ね詳細を詰めていくことになるが、現段階では部材発注(製作)を国交省、架設工事をJRが担当することになりそうだ。
国道56号伊予インター関連事業は、伊予市市場から松前町筒井までの延長6・4`bを4車線化(幅員24〜30b)するため1992年度に事業化。95年度から着工し、順次供用されているが、今年7月には延長1`bが完成し、全延長6・4`bのうち6・1`bの4車線化が完成している。