京都府が進める府道事業、河川事業、砂防事業について、20日の公共事業評価審査委員会で審査される。府側は各事業の継続実施を提案する。
京都府公共事業評価審査委員会は、事業実施後10年以上経過など所定の要件に該当する事業について、再評価(20年以上は再々評価)を行っている。
今回審査対象の4事業の主な内容は次の通り(@事業箇所A事業着手年度B経過年数C完了予定年度D部分供用の有無E全体事業費(うち用地費)F23年度末投資累計額(前同)G進捗率(前同)H残事業費I事業概要J事業進捗の見込み)。
御陵山崎線歩道整備等
25年度から残区間工事へ【乙訓土木管内】
▽都市計画道路御陵山崎線地方道路交付金(街路)事業=@長岡京市開田〜神足A9年度着手B15年経過C26年度完了予定D有E64億3000万円(うち用地費55億9000万円)F57億7000万円投入(うち用地費50億6000万円)G90%(うち用地費91%)H6億6000万円(うち用地費5億3000万円)I乙訓地域を南北に縦貫する幹線道路である現道を拡幅し歩道を設置する。L543m、W22・0m(4車線・両側歩道)J18年8月に南側の先行整備区間L363mの供用開始。19年度から北側の残区間L180mの用地買収に着手。24年度中に全ての用地買収が完了するメドが立ち、埋蔵文化財発掘調査後、25年度に東側拡幅部の築造工事、26年度に西側拡幅部の築造工事を行い、26年度の全線供用を目指す
千々川広域河川改修
縦貫東側300m 24年度から【南丹土木管内】
▽一級河川千々川広域河川改修事業=@亀岡市千代川町小川〜北ノ庄A4年度着手B20年経過C38年度完了予定D有E32億6000万円(うち用地費7億7000万円)F21億2000万円投入(うち用地費6億4000万円)G65%(うち用地費83・1%)H11億4000万円(うち用地費1億3000万円)IL1280m、河道掘削、築堤、護岸、橋梁、井堰等。1/30確率(30年に1回。160m3/s)規模の洪水を安全に流下させる治水安全度J国道9号〜国主ヶ森橋までのL480mまでは橋梁改築や井堰改築、護岸改修など改修が完了。国主ヶ森橋も改築し、22年度から国主ヶ森橋上流の河道改修を行っている。国主ヶ森橋から上流区間の3基の井堰は用水管理者と取水施設の改良方法の調整が整った。京都縦貫自動車道から東側L300mは24年度〜26年度に当面計画規模に対応できるよう橋梁・井堰・護岸工を予定。国道9号から東側200mは24年度〜28年度に1/30確率規模に対応できるよう橋梁・護岸工を予定。29年度〜38年度に当面計画規模で整備した区間を1/30確率規模に対応できるよう改修する予定
▽一級河川千々川広域河川改修事業=@亀岡市北古世町〜下矢田町A4年度着手B20年経過C38年度完了予定D有E25億6000万円(うち用地費6億7000万円)F5億3000万円投入(うち用地費3億円)G20・7%(うち用地費44・8%)H20億3000万円(うち用地費3億7000万円)IL1925m、河道掘削、築堤、護岸、橋梁、調整池整備等。1/30確率(30年に1回。37m3/s)規模の洪水を安全に流下させる治水安全度J疎通能力の低い北町橋の上下流約170mは用地取得が完了、24年度から緑橋下流の疎通能力に合わせた断面で工事の予定(24年度から26)年度。南郷池から上流区間は、桂川支川処理区間である春日小橋より下流の事業の進捗と調整を図りつつ、用地買収・物件補償を実施し、下流から順次、完成断面での改修を進める。
北町橋上流は1/30確率規模に対応できるよう33年度から38年度に整備する予定
天皇川通常砂防事業
24・25年度に透過型堰堤新設【山城南土木管内】
▽天皇川通常砂防事業=@宇治田原町荒木A14年度着手B10年間C25年度完了予定D有E4億4000万円(うち用地費5000万円)F3億円投入(うち用地費5000万円)G68%(うち用地費100%)H1億4000万円I砂防堰堤を設置し、避難場所となる老人福祉センターやすらぎ荘や荒木公民館、中央公民館、人家や町道などを保全する。上流に新設堰堤1基(H13・5m、W51・7m、透過型)、下流の既設堰堤嵩上げ1基(H10・3m(嵩上げ2・8m)、W49・9m、部分透過型)、管理用道路L235m×W4mJ管理用道路は16年度〜18年度に整備。下流の既設堰堤嵩上げ1基は20年度〜22年度に完了した。上流に計画の新設堰堤1基は、関連用地の買収が完了、24年度〜25年度に工事予定