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建通新聞社四国
2011/10/14

【愛媛】10〜11月に査定 土木施設台風災害状況

 愛媛県がまとめた10月11日現在の2011年度の公共土木施設の災害状況は、9月に発生した台風12号と15号災害の報告額を含め、県工事が308件で被害額32億0260万円、市町工事が186件で被害額14億3167万円となっている。7月17日から20日に発生した台風6号災害までは被災個所の災害査定(第5次査定)は終えており、設計や工事が順次発注されているが、今後は台風12号災害の査定(第6次)に近く入るほか、15号災害についても11月中に査定(第7次査定)を進める方針で、通常、発生年度中に行う85%の発注を目指して諸準備を進めていきたいとしている。
 本年度の災害発生状況を東・中・南予地区別にみると、東予地区は175個所で被害額は約24億6200万円と全体の53%を占める。中予地区は116個所で約10億5000万円(全体の23%)、南予地区は203個所で約11億2000万円(同24%)。また工種別状況では、河川が268個所で被害額約22億8800万円と全体の49%を占めているほか、道路が163個所で約17億4800万円(同38%)、砂防が55個所で約3億7300万円(同8%)、その他が8個所で約2億2500万円(同5%)となっている。
 また、今後査定に入る台風12号(9月1日〜4日)と15号(9月16日〜21日)の災害状況は、12号災害が163個所で24億5817万円、15号災害は176カ所で12億4410万円の被害額が報告されている。
 12号による被災個所の内訳は、県工事が河川66件で被害額9億3000万円、道路18件で4億2800万円、砂防31件で2億5630万円、その他2件で1億4160万円。市町工事が河川26件で3億3157万円、道路17件で3億4270万円、その他が3件の2800万円。
 台風15号災害は、県工事が河川69件で被害額3億2460万円、道路13件で3億2430万円、砂防16件で6900万円、その他2件で4000万円。市町工事が河川16件で2億0750万円、道路60件で2億7870万円となっている。