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建通新聞社
2011/10/11

【大阪】JIA近畿支部 矢田朝士氏/ES house−01・02で受賞、第11回関西建築家大賞

 日本建築家協会(JIA)近畿支部(小島孜支部長)は、第11回関西建築家大賞の受賞者を矢田朝士氏(ATELIER−ASH、京都市北区)に決定した。受賞作品は「ES house−01」と「ES house−02」の2作品。12月ごろに表彰式のほか、記念イベントとして対談(鼎談)が行われる予定だ。
 建築家の職能をより明確なものとするため、JIA近畿支部では近畿で活躍する建築家に対し、その優れた建築活動を顕彰する「関西建築家大賞」を1991年に発足。過去10年間に実現した二つの作品を対象とし、一人の審査建築家の価値観によって一人の建築家を選考する。今回の審査建築家は香山壽夫氏が務めた。
 16人の建築家から応募があり、計32作品について1次審査(書類審査)を実施。矢田氏のほか、久保清一氏、高砂正弘氏、徳岡昌克氏、長坂大氏の5人が2次審査(現地審査)に進み、受賞者を選考した。
 「ES house−01」(奈良県磯城郡)は鉄筋コンクリート造+鉄骨造+木造平屋164uの一戸建て住宅で、2005年に竣工。「ES house−02」(大阪市平野区)は鉄筋コンクリート造+木造2階建て延べ185uの事務所付一戸建て住宅で、09年に竣工した。
 この2作品について香山氏は、「敷地の条件に見事に対応し、住む人の生活を讃美するものとなっている」と講評している。