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建通新聞社四国
2011/10/07

【徳島】継続事業が中心 四国地整12年度概算要求

 国土交通省四国地方整備局は9月30日、2012年度予算概算要求の概要を発表した。徳島県内では、直轄河川改修として吉野川加茂第一箇所などを継続するほか、四国横断自動車道関連では、阿南IC〜徳島東IC間で調査設計、用地買収などを予定している。また、徳島小松島港湾沖洲(外)地区・複合一貫輸送ターミナルの整備推進など継続事業を中心に進捗を図る。
 河川事業等では、一般河川改修のうち吉野川(加茂第一箇所)で堤防、樋門等、同(加茂第二箇所)で無堤部対策検討等諸調査、同(脇町第一箇所)で堤防詳細設計等諸調査等、那賀川(深瀬箇所)で築堤、樋門等を計画。総合内水緊急対策事業として吉野川(瀬詰箇所(ほたる川))で排水機場本体工等、河川総合開発事業として那賀川・長安口ダム改造で本体関連工事を予定している。那賀川総合水系環境整備事業として桑野川フラワーロード(右岸側)で護岸、管理用道路、河床整正等を推進し、桑野川かわまちづくりを完成させる予定。砂防事業では、祖谷川水系の三好市東祖谷で第3久保谷上川砂防堰堤、熊谷第4砂防堰堤などを推進する。地すべり対策事業では、善徳地区(三好市西祖谷山村善徳)でアンカー、集水井を継続する。
 道路事業では、国道192号徳島南環状道路で調査設計、用地買収、橋梁および改良工、国道32号猪ノ鼻道路で用地買収、橋梁、トンネルおよび改良工、国道55号阿南道路で調査設計、改良、橋梁および舗装、桑野道路で調査設計などを推進する。また、国道32号大谷橋南詰交差点改良や国道192号上下島歩道で整備を予定している。
 港湾・空港事業等では、徳島小松島港沖洲(外)地区で船舶の大型化並びに大規模地震発生時における緊急物資等の海上輸送に対応した複合一貫輸送ターミナル(水深8・5b)の整備を継続するほか、津波対策として撫養港海岸桑島瀬戸地区海岸保全施設(堤防改良2590b)の整備を実施する。