犬山市は、「楽田児童センター」の建設について、造成と建築工事を2012年度に発注する予定。
10年度にワークショップを3回開催し、基本設計を作成した。現在、基本設計を原案に実施設計をまとめており、同施設に使用する壁や床の仕上げ材についての確認会を15日に楽田ふれあいセンターで開催する。
新施設の規模は鉄骨造2階建て延べ789平方b。1階に創作活動室とみんなのキッチン、集会室、図書コーナー、遊戯室・体力増進室、談話ロビー、縁側ウッドデッキ、静養室、事務室、トイレ、2階に児童クラブ室(2部屋)、談話コーナー、星空のベランダ、トイレなどを設置する計画。エレベーターは1基。
2階を張り出して敷地を有効活用するほか開放感あるウッドデッキやベランダ、広くてゆとりのある児童クラブ室や屋上緑化などが主な特徴となっている。
実施設計は小川通也一級設計事務所(犬山市)が担当している。
11年度で実施設計とボーリング調査を完了させ、12年度に造成工事と建設工事を発注する。設備は本体工事に一括で発注される見通し。単年度で完成させ、13年4月の供用開始を予定している。
建設地は楽田駅の東側で、用地は既に市が所有している。現況は畑(敷地面積1107平方b)。敷地内に8台分の駐車場のほか屋外遊び場を裏側に整備する計画。概算工事費は1億5000万〜2億円程度となる見通しだ。
現在の楽田児童センター(字若宮80ノ4)は1979年に建てられた施設。老朽化に加え室内スペースや駐車場が手狭になっている。
また、楽田駅東広場の整備(3168平方b)も計画されており、ロータリーや乗降口、駐輪場、改札口などを設置する。11年度では道路付け替えと歩行空間の整備などを進めるほか、耐震性貯水槽の建設や雨水対策工事(延長1170b)も計画されている。