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建通新聞社(中部)
2011/10/05

【三重】津建設事務所 一志美杉線「室の口BP」 波瀬川の新橋梁の設計に着手

 三重県津建設事務所は、主要地方道一志美杉線「室の口バイパス(BP)」整備について、津市一志町波瀬の井ノ口地区の延長180b区間から先行して整備を進めるため、波瀬川に新たに架ける「1号橋梁」の詳細設計に着手した。あわせて、2011年度に道路区間の用地測量に着手し、12年度からの用地取得、工事着手を目指す。橋梁の詳細設計は杉山コンサルタンツ(津市)が担当。調査工期は120日間。
 一志美杉線室の口BP整備は、津市一志町波瀬の井ノ口地区の集落南側で波瀬川に架かる井ノ倉橋の北側で分岐し、室の口の集落南側の平地、山地を抜けて現道に接続する区間。計画延長は約1200b、計画幅員は2車線、5・5b(全幅7b)。このうちトンネル部は延長約240bを予定。
 計画では、室の口地区のバイパス全線を完了させるまでに期間を要するため、最初に波瀬川の新橋を建設し、既設の農道と接続する延長180bを先行して整備する。1号橋梁は橋長29b、幅員は車道7・1b、歩道2・5b、1径間、PC単純ポストテンションT桁橋。橋台は逆T式橋台。またBPから分岐する取り付け道路として、新橋梁の南側地点から現道に接続する道路延長100bを整備し、老朽化が進む現在の井ノ倉橋を迂回する形で室の口の集落へのアクセスを確保し、災害時の集落の孤立化を防止する計画。BP区間の延長180bと取り付け道路の延長100bの詳細設計は10年度に実施済み。12年度から道路区間の用地取得を開始し、取得状況に合わせて工事に着手するため、橋梁部の工事を先行していく考えだ。