建通新聞社四国
2011/10/04
【徳島】13年度着工目指す 美波町2病院再編
美波町の影治信良町長は、町立日和佐(奥河内字井ノ上)、由岐(港町字西)の両病院再編について協議を進めてきた「町病院事業のあり方検討委員会」の中間報告を受け、新施設建設について2013年度の着工を目指したいと表明した。2病院は、耐震強度が不足しており、低地にあるため新施設の整備を進める。
再編にあたっては、民間の委員4名、議会代表者、役場職員などから組織する「町病院事業のあり方検討委員会」を10年11月17日に立ち上げ、病院事業の医療体制のあり方について検討を進めてきた。その結果を9月9日に中間報告として提出。報告の中で、新施設の建設地については未定となっているが、「南海地震などの災害に対応した整備が必要」としており、移転の可能性もある示している。なお、最終報告の提出は12月を予定している。
両病院は、建築から数十年以上が経過しており老朽化も進んでいる上、赤字が続き一般会計から多額の繰り入れもある状況で、町財政を圧迫していることから、再編について対応を協議してきた。