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建通新聞社
2011/09/30

【大阪】大阪府住宅まちづくり部 泉北ニュータウン再生モデル検討のプロポ パシフィック・ジャスJVが最優秀

大阪府住宅まちづくり部は、「泉北ニュータウン再生における官民連携事業に係る再生モデル検討業務」のプロポーザルで、パシフィックコンサルタンツ・ジャス共同企業体を最優秀提案事業者に決定した。泉北ニュータウンの再生に向け、ニュータウン内の公的賃貸住宅や地区センター・近隣センター、道路・公園などの多様な公共資産を生かし、民間事業者などと連携した持続可能な新たな再生モデルを策定する。
 提案事業者は全体で9者。最優秀提案事業者の案は、企画提案部分で213点(270点満点)。価格提案部分は819万円で24点(30点満点)でともに2番目に高い得点。総合評価点で最高点の237点を獲得した。選定委員会は、「ニュータウンの抱えている独自の課題について十分な考察が行われている」と評価した。
 検討業務では、@コンセッション方式などを活用した公的賃貸住宅の再生モデルの提案A官民連携による近隣センターの再生の方向性と再生モデルの提案B官民連携による泉ヶ丘駅前地域の再生モデルの提案−などを行う。現状把握を行った上で、モデル地区、モデル事業での実現可能性調査・検証を実施。実現に向けた法制度、補助税制、金融面での課題を整理し、成果を報告書にとりまとめる。
 泉北ニュータウン(堺市)は、まちびらきから40年以上が経過し、人口減少、少子高齢化の進展、住宅や施設の老朽化などさまざまな問題が生じている。このため、再生計画を策定。国土交通省が実施する「新たなPPP/PFI事業」の先導的官民連携支援事業対象に選定されている。