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建通新聞社
2011/09/30
【大阪】近畿整備局 12年度概算要求、大阪港北港南地区ＹＣ整備に着手
国土交通省近畿地方整備局は、2012年度予算概算要求の重点事項をまとめた。東日本大震災や台風12号災害の発生を踏まえ、近畿における災害に強い社会資本整備をはじめ、国民生活の安全・安心の確保に向けた取り組みを緊急に進める方針。また、成長戦略の推進として、国際コンテナ戦略港湾「阪神港」のうち、大阪港北港南地区国際海上コンテナターミナル整備事業（ＹＣ）に新規着手する。
台風12号により生じた奈良県・和歌山県内の５カ所の河道閉塞については、土砂災害防止法に基づき緊急調査を実施。洪水の流量や雨量を調査し、計画規模を上回る洪水への対応を含め、治水安全度の確保を検討していく。09年洪水（台風９号）への対応では、円山川下流部治水対策で特殊堤整備など、揖保川曲里地区で堰改築などを行う。
近い将来発生が予想される東南海・南海地震に対しては堤防・樋門など河川構造物の耐震対策や津波に対応した樋門の遠隔操作化・自動閉鎖化を進める。和歌山下津港海岸（海南地区）では海岸保全施設を整備。
予防的な治水対策では、主に▽大和川（下流部）河道掘削▽大和川（国分・片山地区）引堤整備▽宇治川（塔の島地区）河道掘削・護岸整備▽猪名川河道掘削▽日野川（下市地区）引堤整備−などを推進。ダム事業は、天ヶ瀬ダム再開発のトンネル式放流設備に着手するほか、大戸川ダム・足羽川ダムの検証を行う。
道路関係においては、京奈和自動車道（大和御所道路・紀北東道路・紀北西道路）や、近畿自動車道紀勢線（田辺〜すさみ）などを促進。12年度の主な開通個所として、和田山八鹿道路13.7km、京都第二外環状道路9.8km、永平寺大野道路7.8kmを挙げる。事故危険個所の国道25号大国交差点（大阪市浪速区）や国道24号本陣交差点（奈良県五條市）などでは交差点改良事業に取り組む予定だ。
台風12号により生じた奈良県・和歌山県内の５カ所の河道閉塞については、土砂災害防止法に基づき緊急調査を実施。洪水の流量や雨量を調査し、計画規模を上回る洪水への対応を含め、治水安全度の確保を検討していく。09年洪水（台風９号）への対応では、円山川下流部治水対策で特殊堤整備など、揖保川曲里地区で堰改築などを行う。
近い将来発生が予想される東南海・南海地震に対しては堤防・樋門など河川構造物の耐震対策や津波に対応した樋門の遠隔操作化・自動閉鎖化を進める。和歌山下津港海岸（海南地区）では海岸保全施設を整備。
予防的な治水対策では、主に▽大和川（下流部）河道掘削▽大和川（国分・片山地区）引堤整備▽宇治川（塔の島地区）河道掘削・護岸整備▽猪名川河道掘削▽日野川（下市地区）引堤整備−などを推進。ダム事業は、天ヶ瀬ダム再開発のトンネル式放流設備に着手するほか、大戸川ダム・足羽川ダムの検証を行う。
道路関係においては、京奈和自動車道（大和御所道路・紀北東道路・紀北西道路）や、近畿自動車道紀勢線（田辺〜すさみ）などを促進。12年度の主な開通個所として、和田山八鹿道路13.7km、京都第二外環状道路9.8km、永平寺大野道路7.8kmを挙げる。事故危険個所の国道25号大国交差点（大阪市浪速区）や国道24号本陣交差点（奈良県五條市）などでは交差点改良事業に取り組む予定だ。
