建通新聞社四国
2011/09/30
【愛媛】来月にも耐震診断 県立学校体育館等15棟
愛媛県教育委員会高校教育課は、避難所指定を受けている県立学校の体育館・武道場の耐震化を図るため、2011年度中に東予高校体育館や西条高校武道場など12校15棟の耐震診断を実施する。9月補正予算案に県立学校校舎等整備事業として診断費が盛り込まれており、早ければ議会承認後、数棟づつに分け10月中にも順次外注するもようだ。
県によると、耐震化が求められている県立学校の体育館や武道場について、耐震補強など耐震化が完了しているのは10年度末現在、宇和島東高校体育館と吉田高校体育館の2棟のみ。こうした中、県では本年度に新居浜東高校や今治南高校など6校6棟の体育館耐震改修を実施するほか、現在12校の体育館の耐震診断および改修設計を進めるなど施設耐震化に向け作業を進めている。
9月補正予算案に診断費が計上された体育館は、▽東予▽新居浜南▽三瓶▽大洲農業▽北条▽松山北高校中島分校▽宇和島水産▽上浮穴▽弓削−の9棟。武道場は▽西条▽西条農業▽新居浜南▽八幡浜工業▽大洲農業▽弓削−の6棟。今後、診断結果に基づき、次年度以降に改修設計など対応を検討していくことになる。