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建通新聞社四国
2011/09/30

【高知】設計者を上田に決定 県教委の新弓道場

 高知県教育委員会スポーツ健康教育課は、新弓道場を建設するため、設計者を簡易型プロポーザル方式で上田建築事務所(高知市)に決定した。納期は150日。また、設備設計はシグマ設備設計室(高知市)に委託した。
 新弓道場は、高知市が同市高嘯ノ整備する弥右衛門公園内の敷地面積4000平方b弱に建設。鉄骨造平屋一部2階建て延べ3500平方b弱の規模を想定している。1階に5人立2面の近的場と3人立2面の遠的場の射場施設、2階に選手控室や会議室などを整備し、選手控室は災害時には100人程度の緊急避難所とするため、地震に対応できる構造や、津波に対応できる高さなどを検討する。
 本体工事は2012年度の早期に発注し、13年2月の完成を目指す。駐車場の整備も行い、場所や規模を今後高知市との協議で決定していく。事業費は3億8000万円ほどを想定している。
 現在、武道館分館にある弓道場は、利用人数に比べ施設が手狭で過密状態であり、多くの選手を一度に受け入れることができず、強化練習も県外へ出向いている。新弓道場の建設により、全国規模の大会や県外チームの合宿にも対応でき、練習環境が整うことで競技力の向上が期待される。13年10月に高知で開催する全国健康福祉祭「ねんりんピック」の会場にもなる。