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建通新聞社(中部)
2011/09/30

【愛知】東部地域療育センター整備・運営法人を名古屋キリスト教社会館に

 名古屋市子ども青少年局は、「東部地域療育センター」の整備・運営法人を公募し、応募3法人の中から社会福祉法人名古屋キリスト教社会館(南区三吉町6ノ17)を選定した。選定された社会福祉法人は2012年度に施設の整備工事を一般競争入札で発注する見込みだ。
 市は、障害のある児童やその疑いのある児童について、身近な地域で相談から医療・訓練など一貫した療育を実施する拠点として東部医療センターを整備・運営する法人を公募した。設置運営に当たっては、市有地を無償貸与し、法人が整備と運営を担う。建設地は身体障害者更生援護施設「緑風荘」敷地の一部で、所在地は千種区猫洞通1ノ15。
 建設地には現在、既存の建物があり、この取り壊しについては、市が12年度に実施する予定。また、造成工事については、市と法人のどちらが実施するか現段階では未定となっている。
 新たに建設する建物は床面積1750平方bを予定しており、建物内には、屋内プール(温水プール)、診察室(小児科、整形外科、耳鼻咽喉科、精神科)、訓練室(理学療法室、作業療法室、言語療法室)、検査判定室(レントゲン室、脳波検査室、聴力検査室、心理判定室)、療育グループ室、利用者駐車場を設ける予定。
 工事は13年度中に完了し、14年4月の運営開始を目指す。
 地域療育センターは、児童福祉センター内にある中央のほか、北部、南部西部がすでに整備済み。今回の東部地域療育センターが完成すれば、現在計画していたすべてのセンターが設置されることになる。