建通新聞社(神奈川)
2011/09/29
【神奈川】川崎市 2012年度作業報酬下限額を公表
川崎市は、2012年度の特定工事請負契約と特定業務委託契約の作業報酬下限額を公表した。1時間当たりの作業報酬下度額を定めたもの。公契約条例の建設工事に関わる51職種のうち、特殊作業員など19職種が前年度より増額し、30職種が減額、3種が同額となった。9月21日に開いた川崎市報酬審議会(國重愼二会長)の答申を受けて決定した。12年4月1日以降に契約する案件に適用する。
公共工事設計労務単価の90%を基準に算出している。今回下限額が減額した職種は、公共工事設計労務単価が下がったことが原因。
市は4月に「川崎市契約条例」を改定し、予定価格6億円以上の工事と1000万円以上の委託業務を対象として労働者の作業報酬の最低額を定める公契約条例≠制定した。これまでに5件の工事案件と、14件の業務に適用した。