建通新聞社(神奈川)
2011/09/28
【神奈川】UR神奈川 浜見平団地建替 プロポ手続き進む
UR都市機構神奈川地域支社は、浜見平団地の全面建て替え第U期のうち、初弾工事として建設する先工区の「戻り住宅」の配置基本・実施設計と建物の基本設計に着手する。現在、簡易公募プロポーザル方式で設計者の選定手続きを進めており、11月14日に見積もり合わせを行う。
戻り住宅の建設場所は、団地内を南北に通る”左富士通り”の西側約1・7fのエリア。同所の住棟9棟を除却し、7階建ての戻り住宅を建設する。戸数は350戸程度。現在、居住者への説明や希望調査を進めており、今後、戻り住宅の住棟数や配置を検討する。基本設計の納期は2012年3月。
12年度以降は、基本設計を踏まえて実施設計に着手する。工事開始時期は未定だが、居住者の入居完了目標を14年度末としており、それまでの間に実施設計と既存住宅の除却、戻り住宅の建設を進める。工事期間は1年半程度となるもよう。
第U期建て替えで新たに整備する商業ゾーンや公共公益施設ゾーンの利用計画は、次の建て替え(第V期)の事業計画と調整しながら検討する。
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浜見平団地では現在、第T期建て替え工事が進められており、第U期で従前住宅23棟・757戸を建て替える。団地内を東西に走る”鉄砲道”と南北に抜ける”左富士通り”の交差点付近に位置する商業ゾーンや公共公益施設ゾーンには、既存の店舗を再配置するほか、民間事業者による新たな商業施設などの整備を誘導する。