建通新聞社
2011/09/27
【大阪】豊中市 文化芸術センターの基本・実施・解体設計の委託候補者を日建設計大阪オフィスに
豊中市は、耐震性の不足から3月末で閉館した市民会館を建て替え、(仮称)豊中市文化芸術センターを整備するため、基本・実施・解体設計の委託候補者を一般競争入札で日建設計大阪オフィス(大阪市中央区)に決めた。設計の履行期間は2013年3月15日までで、順調にいけば13年度に工事着手となる見通し。既存建物の解体も含めて2カ年の工期を予定している。供用開始は15年度を目指す。
規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1地上2階建て延べ1万2,000u。施設内容は、さまざまな舞台芸術に対応できる大ホール(約1,200席)に加え、小ホール(約300人)、美術・博物館機能を持った展示室、会議室、練習室など。
市民会館は過去にPFI方式を導入して大ホール・美術館・博物館の3施設を複合した文化芸術センターとして建て替える案も出ていたが、財政状況が逼迫(ひっぱく)する中、見通しが立たない状況が続いていた。
市民会館は1968年の完成で、規模は鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ5,767u。1,580人を収容する大ホールのほか、会議室、和室、食堂などが設置されている。施設の老朽化に伴う設備の陳腐化に加えて、耐震性の不足から3月末で閉館している。
場所は豊中市曽根東町3−7−1。