北海道建設新聞社
2011/09/22
【北海道】滝川市が旧道立高等技専を購入へ−教育センターなどに活用
滝川市は、利活用が注目されていた旧道立滝川高等技術専門学院施設を早ければ今月末にも購入する。2012年度の改修工事に備え、実施設計に入る予定だ。改修後の施設には、空知教育センターや不登校の子どもたちのための適応指導教室が入るほか、屋体には本町体育館の機能を移転する。市では「施設については道の調査で耐震性に問題がないと出ているので、内外部の改修程度で済むのでは」と話している。
8日に開かれた定例市議会で施設購入費7763万円、施設改修実施設計費265万円の補正予算を可決した。
旧道立滝川高等技術専門学院は滝川市文京町4丁目116の1に位置し、規模は校舎と屋体を合わせRC一部S造、2階、延べ4513m²。屋体は別棟でS造、平屋の構造となっている。
改修後の施設には、空知管内の市町が共同で運営する空知教育センターを移転させるほか、不登校の子どもたちのための適応指導教室を新設する。屋体は滝川市本町5丁目3の31にある本町体育館の機能を移転させる。グラウンドには、滝川市新町の空知川河川緑地に市が設置しているソフトボール専用球技場を移転させる構想もある。
旧道立滝川高等技術専門学院は09年3月に閉校。ことし7月に道から滝川市に売却予定価格として税込み7762万9430円が提示され、市は施設購入費と改修実施設計費を補正計上した。